[落とすつもりなのにとか、空気読めないとか、明らかに理不尽な事を言う師匠>>136。
何故だか知らないが、不満をぶつけられてしまった犬は伝染しまった様に、此方もまた頬を膨らませた。]
ついつい踵落としたとかじゃねぇよ!
本当に死ぬとこだったんだぞ!
ちったぁ、加減をしろよな、……っとに。
[本気でやれ、とは言ったのは此方ではあるものの、お祝いの蹴りぐらいは加減して欲しい、と思いながら。
嫉妬を煽ってしまった事は気付かない犬だが、何か機嫌を悪くさせてしまった事ぐらいは気付いた犬は、頭をボリボリ掻きながら、師匠の後ろを歩いて行く。]
もしも仮に追い抜いちゃったとしても、俺はヤニクの弟子だから。
破門されても、俺はずっとあんたの下で頑張り続けるからな!
俺は、ずっと側にいるからな!
[この自分の言葉で、更に機嫌を損ねるかも知れないけど。
犬なりの思った事を誓いに近い形で師匠に向かって言えば、彼の後ろを小走りで追い掛けて行く*]
(161) いこま 2015/08/14(Fri) 18時半頃