― シャワー室 ―
[辿り着くと、そこには戦闘の気配が残っていた。>>119
触手や変なおっさん、どこからそんなものが入り込んだのか。その奥で荒い息をしてているのは――>>120]
おい、おっさん!!
[眠気が飛び、咄嗟に声をあげていた。
全裸なのには疑問はない。そういう部屋だ。だが、部屋には血の匂いが微かに漂い、怪我でもしているのか、当人はへたり込んだままだ。
しまった、と歯噛みした。結界が張られたと聞いたが、もう敵の手が送り込まれているのか。足を広げて戦えない状況で、単独になったのは失策だったか。
前が開かないように、膝から下で控えめに小太りのおっさんを蹴飛ばし退けながら、布袋の状況を伺い見る。]
無事か?誰が呼んでくっか?
[息はありそうだが、意識はあるのか。
とにかく助けを呼ぶにも、目の前の仲間の状況を確かめければ。*]
(160) 2016/06/10(Fri) 14時半頃