[ケイトから「やっぱりプリンスだったんだ>>153」と言われて、吹き出してしまった。そうだ。先輩は真琴にとっても、ひいてはこの学院内でも王子様だったことを思い出したから]
うん、楽しかったよ。
毎日が刺激的で、翻弄されてた。
先輩は……、
ただ延々と続く日常から私を連れ出してくれたから。
[絡まる糸をほどくように。
訥々と紡ぐ先輩との出会いと別れ。
今もまだ先輩への想いを仕舞いきれずにとっ散らかっていること。
そして――――今日。
真琴の事が好きだと伝えてくれたその人が「待ってくれる」と言ってくれたこと。一度話してしまえば随分スッキリした気がする]
私ね、嬉しかったんだ。
私のことを「好き」だと言ってくれたことが。
「待ってる」って言ってくれたことが、嬉しかったんだ。
先生のこと……私は……W好きなのかなW
[赤焼けの空をみつめて、ぽつり。
呟いた言葉はグラウンドのざわめきに掻き消えた*]
(158) 2017/07/10(Mon) 14時半頃