[想像を膨らましていればふと女性が目に留まる>>151。宝石には目もくれず、彼女は赤い花を愛でながら大きな鏡を見つめている][おもわず、近づいてしまう。格好からすればおそらく裕福な出であろう彼女に、庶民である私が。一歩一歩、その距離を縮めて]…ねえ[彼女の視線の先の鏡>>151に果たして私は写りこんでいただろうか。きっと、写っているなら。ひどく不思議そうな顔をしてあなたにこう声を掛けるだろう]あなた、何しているの?[こんなふうに問いかける娘が、世慣れしているわけがないなんて。どこかで冷静な私がいった*]
(157) 2017/01/10(Tue) 21時頃