──廊下→講堂へ──
[沙耶と共に講堂へ向かう道すがら、再び携帯を覗けば、清瀬からのメッセージを受信していた。>>96
画面をスクロールして、メッセージを確認する。
あたりさわりない、いたって普通の文面。
確認して携帯を閉じかけたところで、末尾に添えられた些細な揶揄を目にしてきょとんとする]
……んんん?
[…にとっては、了解!の意味をこめて添えたつもりの顔文字が、なにやら不思議な方向に誤解されていた。
何をどうしたら、その顔文字がシャボン玉になるんだ。
……あれかな。アイツ、シャボン玉で遊びたいのかな。
交流会だからちょっと羽目を外そうぜとか、そういう?
顔文字の意味を思いきり誤って使用している…への揶揄だとは、気づく由もなく。
割とかわいいところあるなぁ、と、清瀬にとっては至って不本意であろう結論に達しつつ、携帯をぱたりと閉じた。
講堂はもう、目の前だ*]
(157) 2014/10/19(Sun) 01時半頃