―廊下―
[どこか冷ややかに思えるラヴィの呟き(>>@106)を聞きつつ、廊下を進む。]
[廊下といっても、その広さは安宿の一室がすっぽりと収まってしまうような広大なものだ。エントランスほどの豪奢さはないが、床にはやはり真紅の絨毯が敷かれていた。どうやら館の主はこの絨毯がお気に入りであるらしい。
こちらの足元の少し先を行くトラ猫がまるで芝生の上を歩くかのようにかのように、しかし音もなく絨毯の毛並みを乱すこともなく、尻尾を立てて進んでいく。]
[長い廊下の先、なんだか人が集まっているらしい。
遠目に見えた二人の男(>>143)(>>147)はよく見ると武器のようなものを構えて、戦闘態勢をとっているようだ…さっきの物音はどうやら彼らが原因らしい。
同じく真祖に招かれたハンターと思しき者たちの交戦は、広すぎる廊下との対比で、まるでミニチュアのようで可笑しかった。
などと場違いな感想を抱いていると、]
……!?
[対峙する男たちが激突する瞬間、一体この廊下のどこに隠れていたのか、死角から使用人風の男(>>150)が突然現れて、ふたりの間に割り込むのが見えた。]
(157) 2014/11/01(Sat) 23時半頃