>>151
服? なんのこと?
[反射的のそう答えつつ、思い出したのは昨日のこと。
思わず眉間にしわが寄り、言葉に詰まる。
昨日のことだ、と言われればわずかに早口になり]
あー、見られてたんだ・・・
[平静を装いつつ、内心は逃げ出したいくらいの羞恥が渦巻いていた。
赤いのを隠すように、顔を背けつつ]
昨日ねー、着替えてから帰る前にちょっと中庭で休んでたら、誰かにずぶ濡れになるほど泥水を引っ掛けられてね。
子供の笑い声がしてたから、そーゆーことなんだと思うけど。
[一気にまくし立て、ローズマリーの反応も見ずに続ける]
で、往生してたらヨーランダ先生が、「古い看護着が余ってるから着て帰りなさい」なんていうもんだからさー。
今考えたら看護着を着て帰るなんて思いっきり変だけど、あの時はあたしもテンパってたし、先生の好意を無駄にするのも悪いなー、なんて思ってねー。
[あははー、と。
自分でもわざとらしいのはわかっていたが、笑いを逃げの切り札にし、暗に「うるさい、黙れ」とローズマリーに訴えかける]
(154) 2010/03/08(Mon) 15時頃