[出て行くロイエ>>147を見やります。
その背中を見たあと、そのままあたしは去っていった彼女の名前を白い紙に書いて二つに折ると、ラルフのそばに置きました。
昨日の様子から、一番冷静に見える、そして信の置ける人を選んだつもりです。
それに合わせるかは、自由です。全然別の名前を書いても構わないつもりでいました。
あたしのことを一番のバケモノだと糾弾して、パトリシアの名を書いても文句は言わないつもりです。
残り8人。本当なら心を合わせなければ、もうあたしたちは皆殺しなのでしょう。
けれど今、あたしにその票を合わせる信用は、どこにもないでしょうから。
せめて冷静で優しい彼が動いてくれたらと思ったのですが、高望みはしません。
願わくば、あたしの一票を箱に入れることだけ、叶えてくれればいいと思います。]
(154) 2018/08/04(Sat) 01時半頃