[ちらりとダンを見る。まだ変わった様子はないが、ベネットよりも体格の大きい田原のほうがまだ同等に戦えるだろう。外も危険なのでできれば言いだしっぺの自分が行きたいところではあったが]
あぁ、すまない。頼めるか?
[そういった瞬間、ドアの外から何か物音が聞こえた。バタバタと何かが走る音、それを追う軽い、まるで動物のような足音]
まて…あの音、何だ…?
[そっとガラス窓から廊下を見る、と。少し離れたところで、セシルともう一人の生徒が犬のようなものと戦っていた>>110]
何だ、あれ…
[逡巡する間は残されていない]
ベネット、ここに残れ。ダン先生、私と一緒にあいつらを助けに行ってくれませんか。あいつは車の鍵を持ってるはずだ。セシルたちをあいつらから引き剥がすから、ベネットはセシルたちとともに駐車場へ行け。俺は…
[死ななきゃ、と言いかけたがその言葉を飲み込み]
あとでそっちに合流する。
(154) 2011/12/03(Sat) 23時頃