―しばらく後―
[上着を着せられたまま、粘液と引きずられた跡で塗れて使い物にならなくなった皺くちゃのドレスを路地裏に打ち捨てたまま、一人の路地裏でその身を少しの間横たえていた。
肉体には結構疲れがたまってきている気がする。けれど、寄生している触手のせいか、身体はもっと愛欲の渦に塗れたいと欲していた。はだけた上着から覗く乳首も、その間から覗く男根も、さっきより充血したように肥大して勃起したまま。]
いいの……もっと、したい、もっと……
[一人で弄るだけでは物足りない。けれど、自分で慰める事を覚えたての思春期の少年のように、覚えたての快楽を少しでも長く味わおうと、コリーンは自分に生えた肉棒と尻尾を片手でまとめて扱きあげ、もう片手には収まりきらないくらいの乳房を鷲掴みにし、その頂を擦りあげ、一人で快感を味わい続けていた。]
(149) 2016/12/10(Sat) 21時半頃