─ 川傍 ─ほう、そうか。我が社に足を運んでいたなら、縁となって当然。お主が持っていた護り石を貴石にて手に入れたなら、それもまた縁となろうよ。何せあそこの護り石には、儂が手ずから祈願を込めたものが混ざっておるからな。[のどかの言う心当たり>>139に、思い出したように可能性を一つ加える。眷属が憑いていた辺り、のどかが持っていた護り石は付喪神が祈願したものに間違いなさそうだ。付喪神が偉い方なのでは、と言うのには可笑しそうに笑って]気負わずとも良いぞ。確かに儂はいずれ氏神になる身だが、末席に加わるに過ぎぬ。まぁ、儂は土地神とはまた異なる故、年月を経て信心が他よりも集まれば、格が上がるやもしれぬがな。[だが今の話ではない、と。そう言葉を括る]
(149) 2020/06/03(Wed) 01時半頃