[>>142ガキじゃ面白くもない。言い終わると共に放たれた弾丸が数発、露出した肌を掠めて筆ではいたような朱い跡をいくつか残す。]
あはっ
おねーさんが遊んでくれるの?
[新しいおもちゃを見付けた子供のように無邪気に笑って、肌の血を指先で拭いぺろりと舌先で舐める。
目の前の敵をねめつけるその目はまさに戦狂い。
ジャラ…と、その手に持つ関節剣から太刀が奏でるには不自然な音が鳴った。
銃を収める相手にやらないの?と首をかしげるが、背後から一度引くことを伝える伝令の声が聞こえれば不満そうに唇を尖らせた。]
もぉー。
ねぇ、おねーさんは強い?
[目の前の相手が誰かも知らず、無邪気にも見える様子で問いかける。
関節剣をひとつ振れば、百足の足のようにいくつもの刃を持つ鞭はジャラリとうねり一本の太刀へ。そのまま鞘へ納めれば、こちらも今は争う気なしと相手へ伝わっただろうか*]
(148) 2015/05/17(Sun) 13時頃