-- 昨晩、マキの部屋で --
[落ち着くまで聞く、という言葉に、その響きの柔らかさに、涙腺が緩む。
促された椅子に座ることもできず、ペタリと床に座り込んでしまいながら、ぼたぼたと涙を流した]
きや、せんせい、が、なくなって、たって
それが、ただ、しょっく、で
それだけ、だから、ごめん
それで、しょっく、うけて、へこんでる、だけ、だから
[いつ以来かもわからない、人前で流す涙。壊れたように涙を流し、子供のようにしゃくりあげながら、口から流れるまま、話す]
木屋先生、に、あいたくて、きたから
手紙、だして、卒業式の直前
その返事、聞くの、怖くて、逃げてて
でも、手紙、きて、だから、会いに来て
あいに、きた、のに、なんで…
[なんで会えないの?なんて、きっと言われてもどうしようもないことなのに、あたり散らすように口が止まらず、涙も止まらない]*
(147) 2017/02/01(Wed) 13時頃