べつにー。
二人部屋なんだからもう一人居んのは当たり前だろ。
っつーか、バスで話してたのは俺だけじゃねぇし。
安眠妨害もなにも、部屋入っても起きなかったんだから
目が覚めたのは臭いのせいにすんなよ。
嫌がらせも何も、こうでもしなきゃ無視すんだろ。
久しぶりに会ったってのに。
[謝る気などまったくない態度で身体を起こし、大きな欠伸をしながらのらりくらりと。
ちらりと見れば嫌悪も露わな視線に、肩を竦めた。]
……そんな嫌だったんなら、謝ってやるよ。
その代わり、お前は俺に礼を言えよ。
わざわざ鍵届けにきてやったんだからな。
コレ、リビングに一つ落ちてた。
[2号室の鍵を寝転がってる叔父の前でゆらゆら。
伸びてきた手があっても、ひょいと上にあげて返さない。
更に睨まれたとしても、今度は鍵を持っている分だけ余裕の笑みを浮かべて。]
(147) 2015/11/23(Mon) 23時頃