『これはいずれ来る歴史の一頁となる』
[初代宝珠魔道士《ジュエリスナイト》>>0:156に己のページを渡した>>99のは何時のことだったか。
それは、彼等にとって気の遠くなるような、昔の話。
それは、自分にとっては昨日とさえ思える、最近の話。
インクを幾ら零そうと純白を保ったままの白紙は、まだ文字が刻まれる時ではない。
そこに刻まれるのは、終わりの歴史。
彼等《ジュエリスナイト》が作りだした楔が砕け散る時。あるいは世界が終る時。その時、初めて白紙で無くなるのだ。
世界の終焉≪ピリオド≫を、その身に刻んで。
来るべき時が来れば宝物庫から抜け出し、終焉の≪目撃者≫の前にその身を露わすだろう。
たとえ、己≪ハワード≫が既に燃え尽きた後であろうとも。
《ジュエリスナイト》に己の身を分けたのは、蜜月の楔の礼。友好の証。
それが何時までも白紙であるようにと、己の最終ページは乱暴に切り取られたまま。*]
(147) 2014/11/13(Thu) 23時半頃