[病院で、何かが起こるなんて思ってない。
宍戸はともかく、席を外した志水や篠崎の心配はしてなかった。
だから、へんなことにっていう朝比奈の言葉>>138に眉を寄せる]
なにも……ないって、思うけど。
[志水は電話って言ってたけど、そういえば、私のスマホ。
やることが見つかるのって、都合がいい。だって、このまとまらない感じをつき詰めて考えると、なんかちょっと、嫌な予感がする。
まだ気づきたくない。もうちょっと待ってほしい。そんな感じ。
というわけでスマホを確認すると、母さんからメールが来てた。どうしたの?何かあった?大丈夫?
『友達が病院に運ばれたの。またあとで連絡する』
返信をして、顔を上げる。
二人っきりも、寂しい>>138]
そーだねー。
[朝比奈の言葉にそう返事をしたのは、嘘だった。
頭に触れる手はあったかくて、なんかちょっと心臓がうるさくて、でも妙に落ち着くような、気もして。
寂しさなんて感じる暇はなかったんだけど、そんなこと認めるのはちょっと癪で]
(146) takicchi 2016/09/26(Mon) 20時頃