【人】 FSM団 ミナカタ

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[夜中、お手洗いに目が覚め、廊下を歩くなか、月が綺麗ねと、空を見上げた。外の寄り添う人影に気付く。]

　……やっぱりじゃないの…。

[何かを言うつもりはない、バレないと思ってる彼らの方がおかしい。向こうで何があったのか知らない。

兄の、時々、儚いものを見る様な視線。それが「友人」へと向かうのを見た。大事にしているのだろう。

彼らの教えでは同性同士の恋愛は禁じられている筈だ。それを乗り越えてまで、こんな異国の地までついてきてくれた彼の気持ちはホンモノなのだろう。

　　　　彼らが幸せになってほしい、そう願いながら*]

(146) suikei 2014/07/05(Sat) 01時頃