人狼議事

246 とある結社の手記:9


【人】 洗濯婦 ベッキー

 ピスティオ。

[ピスティオが部屋を出ようとすればそれを呼び止め、
曖昧な柔らかい表情で彼の顔を見据えて話し始める。]


 あたし、あんたが人狼だったらよかったのにって思ってる。そしたらあんた、誰も襲わないかもしれないし。
 襲ったとして、ほら。
 もっと綺麗に食べてくれそうじゃない?残さずさ。
 もしいつか、あたしを食べることがあったらそう言う感じでお願い。

 パパはおじいちゃんだからおいしくないよ。やめときな。
 そんかわりあたしが人狼だったら、一人でピスティオのこと残さず食べてあげる。

 …誰が人狼かなんてわかんないけど、少しでも怖くない人がいいなって、思ったわけ。

 ……ごめんね。こんな話。


[途中、少し気まずげに笑いを漏らしながらも話し終えて、もう一度苦笑して彼を追い越す。ロビーへ向かい階段を降りる頃、彼の部屋のドアが閉まる*音がした。*]

(146) 2018/08/01(Wed) 04時頃

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