─ 談話室 ⇔ 給湯室 ─[ 出てゆく間際ヘリンが呟いた言葉>>139が聞こえなかったのは幸いだった。…聞こえていたら調子が狂って、どんな顔で話せば良いか分からなくなってしまうからさて、水を汲みに来たは良いものの猫の身体ではコップは運べない。何か良いものは…探し当てたのは銀色の薄くひらべったい水筒のようなものだった。軽く、そして蓋をきっちりしめられるそれは携行に大変便利に思えたリングを咥えて運び、中を水で満たしてゆく溜まったところで水を止めれば給湯室を満たすのは死んだような静寂だった ]
(145) 2020/08/29(Sat) 00時半頃