[目の前で繰り広げられる喧騒…ナユタのそれは慣れっこで特に動じる事も無いのだが、問題はもう一人の青年。確かに幼かったし人は変わりゆく、若しかすると思い出は美化されていたのだろうか…瞳を丸くして二人を見ていたが]
>>132
[自分へと掛けられた言葉に動いたのは衝動からで、トレイルの元へと向かう足は時折地面に突っかかりながらも間近まで近付き。じっと双眸で見詰めた後予測不能の手はその前髪へと伸びて、緩く掴んで生え際を確認するとよく見ないと分からない程の微かな傷跡]
あ、やっぱりトレイルお兄ちゃんだった!ナッちゃん、お兄ちゃんがナッちゃん庇った時の傷あったよ!あの小さなハゲになってたやつー!
[手を離せばそのままナユタを振り返り、とても晴れやかな満面の笑顔で手を振る。本人的には憧れの象徴であるものが見付かり、ただただ嬉しいだけなのだが]
何かナッちゃんが二人いるみたいで吃驚したけど、本物で良かったー。
(144) 2013/07/18(Thu) 22時頃