でも、なんか分かんねぇけど、吹っ切れた。 キルロイさん、ありがとうございます。[弱冠10代か20歳そこそこにして、別の部隊の体長を任されている男の名前を、恐らくちゃんと呼んだのはその時が初めて。首を曲げるようにして、不格好な礼をした。“さん”を付けて呼ぶ年下上司の名は、不思議と安心感があって。その名前は、この先何度も四井を心の中で励ますことに、なるのだった*]
(144) 2016/06/04(Sat) 23時頃