人狼議事

62 好敵手の絆


【人】 詩人 ユリシーズ

[尻尾に触れれば、指先はそっと毛並みをなぞる。

どれだけ救われたか、知らないのだろう。
孤独だった少年が、仔猫を眺めることで得た幸福が如何程だったか。

その後失ったとしても、得た至福は確かに憶えていた。]

 有難う――、と。
 そう、伝えたかったんだ。

[見た目が違っていても、共に行動して、同じ存在だと解った。時に言葉と裏腹に動く耳や尻尾の示す感情は、くるくるとよく変わる表情は、あのときの無邪気な生き物と何も変わらない。

目元を緩め、不器用に唇を綻ばせた。
取り繕わぬ笑みを何年浮かべていなかったろう、と思いながら。]

 君にまた逢えて、好かった。

(143) hatsuse 2012/10/31(Wed) 04時半頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.07 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび