―廊下>>128―
失敗しちゃった、…って、……明之進…!
[心配そうな声を上げた。
うつろでふわふわとした声は不安を掻き立てる。
無痛症ゆえか、幸か不幸かまだメルヤの意識ははっきり在って。
影より手のいずる様を目の当たりにして、警戒帯びるは対魔忍として当然の反応。
影遁の技なのか敵の手なのかが判断つかずいたが、
>>132 明之進の説明に、はたり、眼を瞬かす。]
……そう、なのか…?
[まとった警戒を、おずおずと解く。
確かに、腕は――危害を加えてくるわけではなさそうだ。>>131
代わりに、主であるはずの明之進の服をはだけさせてとどめるという淫靡な風景を作り出している。]
……わ かった……
[こくり、と頷き再開するはケイイチへの奉仕。幼いころから知っている少年の、甘やかに快感を享受する様を、見せつけられながら――眼をそらしても、音までは防げない]
(143) 2018/02/24(Sat) 02時頃