やむを得ぬ。退かざるを得まい。[やや大振りに剣を振るい、彼我の距離を取ろうとする。数秒ほどを稼げたならば一瞬の隙を付き、背に漆黒の翼を生んで宙に飛び上がる]お前を討てなかったこと、この翼を見せたこと。そしてこの感情そのもの。何もかもが疎い。――"鬼"とやら、覚えたぞ。[そう告げると、戦いの始まりがそうであったように、一方的に逃走を開始する。特に妨害が無ければ、そのまま雷の如き速度で姿を消すだろう*]
(142) 2015/09/17(Thu) 23時頃