[乾いた笑いには返す言葉も無く。同情はするが、決して感情移入するわけでもなく。ただ無残に殺された女子生徒は理由があったのだろう。それが理不尽な内容であったとしても]
…貴様は、“どちらだ”
[純血側に回るのか、マグル側に回るのか。その問によって今ここで別れる事は無いだろうが次会う時は今ほど優しくは出来ないだろう
今後何があるのか知っているようで。それでもまだ迷っているのなら無駄は無くしたい気持ちもあって]
――俺の元に来ないか。スリザリンのように、純血を、伝統を守る所へ
[もうレイブンクローの寮は近いだろう。このまま歩いていれば着いてしまうかもしれない。ピタリと足を止めると彼女にそう誘う
このまま過激化すればいつか命を落としかねないだろう。勿論死者を多数出すのは純血主義である自分としても本意ではない。ノクターン横丁のは言わば牽制のような、脅しのようなものだろう
人を殺す程の意思。彼女がそう呟いたのは確かに聞こえた。それだけわかってくれるのならば、来てくれるのではないか、と少し希望を持ったりもして]
(141) 2014/08/31(Sun) 01時半頃