―学生時代―[ゲイルと同じく、友人と呼べる相手はそう多くなかった。 気にせず本の世界に没頭していたので、 世界が広がることも、遊びを覚えることもなく。 反対に日に日に学生「らしく」なってゆくゲイルを見て その水色は冷えてゆくばかりだった。 潔癖ささえ残していた少女が別人になるのは、 主人に出会ってからの話だから*]
(140) 2012/12/09(Sun) 18時半頃