あらあら、綺麗だなんて嬉しいわぁ。
ありがとうねぇ。
[うふふ、と頬に手を当てて嬉しそうに笑う。可愛い。実に可愛いぞこの青年。そして僅かに漂う天然たらしオーラ。輝く程に高校生してるな、と思った。]
男に可愛いなんて言葉使うこと早々ないものねぇ。
でも、樹くんはとっても可愛いわ。こんなに可愛いんだったらもっと早くに会ってみたかったわぁ。
[蒼人も彼には久しぶりに会った様子だし、もし学校が統合にならなければ今後も彼と会うことはなかっただろうな、とひっそり思う。やはり統合になって新しい人に出会えるのは楽しいものだ。人見知りからすれば少々苦かもしれないが、自分にとってはなんてことはない。
けど、梧桐と言えば過去の部活の試合で出会ったことのある生徒などがいた気がする。彼らに会うのはちょっと気まずいな、と心の中で苦笑する。お前が部活を辞めた時、相手の奴らはすごく不満をこぼしてたんだぞ。と顧問に苦々しい顔で言われたのは前学期の事だった。]
(140) 2014/10/16(Thu) 17時半頃