[雷の剣は、見事に鬼の女性を捉え>>131。
直後、二撃目三撃目の傷を今思い出したかのように、痛覚が全身を荒れ狂う]
――ぐっ、がぁぁぁぁぁぁっ!
[さらに続けて、足元から灼熱の渦が吹き上がる。
炎波の直撃は飛び退くことにより回避したが、代償に再び距離が離れてしまった]
、……はあっ、……っ
[炎の波が壁になっている間に、傷の状態を把握する。
やはり最も深刻なのは肩口の傷だ。左腕全体に痺れるような感覚があり、また結構な量の出血もある]
(ワタシも、失血が重なれば死ぬのだろうか)
[最悪、雷で焼いて止めるという荒業もあるが、実行すればさらなる激痛で確実に動きは鈍るだろう。
今、この瞬間に行うのは得策ではないはずだ]
(奇しくも、緒戦と同じ状況ということか)
(140) 2015/09/24(Thu) 00時半頃