[ピッパ>>138につられてちいさく笑い]
そうですね、記憶しなおしておいてください。
まあ、記者になったのもたったの三年前、まだ新米ってところですが。
ああ、協力してくれるのならば嬉しいな。
[いいインタビュー相手を見つけたと、手を打った。
応じてくれるようなら、鐘の音の感想から塔は好きかどうか、塔にまつわる思い出など、何くれとなく聞き出しただろう。
数言会話を交わしているうちに、羽音にふと気づいて空を見上げた。あれは、新聞社で飼っている伝書鳩。]
おっと、いけない。
そろそろ社に戻らないと、上の人間にどやされそうです。
それじゃあ、協力ありがとう、二人とも。
[写真機を軽く掲げて、肩を竦めた。
ラルフとピッパに手を挙げると、人も疎らになってきた通りをネテス日報社に向かって大股で。]
(140) 2011/09/23(Fri) 23時半頃