[一度止まった涙を、また流し始める臨。>>114
"あいつ"が誰なのか、臨はわかっているらしい。二人分>>118という言葉に、やっぱり意味はちゃんとわからなかったけれど。"あいつ"が哲哉に代われるくらい良いやつなら、きっと仲良くできる、そう思った。]
何が正しかったなんて、わかんねーよ。そんなの、多分誰もわからない。
間違えたって気付いたら、そっから軌道修正すれば、いいだろ。
[>>126そんなことを言ったら、多分慶太は間違いっぱなしだ。母親が泣いているのに気づいた時、出て行って慰めたら良かったし。兄が自分に向ける目線にも、きちんと向き合うべきだったのだろう。]
俺も、正解、探すから。一緒に、
[修正できない間違いも、ないとは言い切れないけれど。少なくとも、現実に戻らなければ、その機会は永遠に失われてしまうだろうから。「一緒に帰ろう」>>119臨の言葉に被せるように、哲哉の顔を、見つめた。]
(139) 2016/09/24(Sat) 21時半頃