人狼議事

223 【身内】森真珠の村


【人】 奇跡の子 カリュクス

―昼/墓地―

[さらさらと降るほそい雨。
カリュクスは墓場を囲む一本の木に寄りかかって、それを見ていた。
ここにくるまでに濡れてしまっていたけれど、気にならない。
監視の目がどこかにあるかもしれないけれど、目に入らない。

墓場は静かで、だれもいない。ただ、雨の音だけが聞こえる。
ここでは、カリュクスはただのカリュクスでいられる気がして。

ちいさいころ、まだ教会に引き取られる前。こうやって、村の墓場によくきてた。
そのときは悪魔の子なんて呼ばれてたから、カリュクスに話しかける子なんてほとんどいなくて。
話し相手は、足にはめた金の輪。名前も知らない母親の形見だけ]

かあさん……。
私は、なんなのかな……?

[あのころと同じ、答えのない問いは、ただ虚ろに響いただろうか]*

(138) 2017/08/17(Thu) 00時半頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.07 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび