人狼議事

251 洋墨と躍れ、心の随に


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

   ─────石畳の街の高台にて─────


[その高台では、
ロシアの厳寒とだけで例えるにはいささか温くも感じる、
きっとそれは罪人が《囚人列車》に乗せられて送られる
シベリアの冬を思わせるような白髪が
丘陵地に吹き抜ける風にあわせて靡いていた。

そこには何だか澄んだ感じのする明るい目の青も、
柔和で抜けるような肌の白も、鮮やかな頰の赤みも、
珊瑚を思わせる唇の色は何ひとつ変わらない
とある『登場人物』の姿がそこにあったのだ。

(ただし不思議なことにも、その髪の色だけは、
彼が持っていたブリュネットよりも黒々とした
豊かな毛並みとは程遠かった。)]

 

(138) 2018/10/08(Mon) 21時頃

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