ルーカスか、ではない。
行き倒れるなら事前に私に許可を申請しろと言っただろう。
[相手>>128の戸惑いなど物ともせずに、距離を詰めれば、長い相手の髪を軽く掻き上げて顔色を伺おうか。
さらさらとした細い髪に、青年の指が通る。
少しだけ、上体を傾け、不躾に相手の顔に視線を這わせて]
私は状況証拠を取るぞ。
貴様のお為ごかしなど、どうせオカラともやしとカイワレで出来ているのだ。
そんな生白いものばかり食べているから、貴様は脆弱なのだ。貴様はスプラウトか。
[チラ、と八百屋の袋に入ったもやしを見止め、
人様の食生活に出会いがしら早々文句を付けると、梳いていた髪をくしゃくしゃに掻き混ぜた。]
冷え込んだのだのではない、貴様が薄着過ぎるのだ。
貴様など、食道を破裂するほど満腹に苦しめば良い。
馬鹿馬鹿しい、貴様を見ていると肥えた豚に変えてやりたくなるわッ
[相手の不調は見て分かるほどに伝わってくる。
眉を顰め、荒い口調で吐き捨てると、相手の手首を無理矢理掴んでずるずると引っ張ろうか。それは殆ど連行の域であった。]
(138) 2013/12/04(Wed) 23時半頃