[しゅるりと、彼の首に回していた指が手がほどけるように何十本もの触手へと転じた。
薄紫の触手は、蜜をあふれさせている膣に負けぬ程の体液を滴らせて、彼の肩に、腰にと自在に伸びながら絡み付く。
足先からも触手は伸びて、テッドの脚を抑えながらレティーシャの秘部へと伸びていく。
触手がぬちゃりとテッドの頬を撫でる。
顔を背けてしまうようでも、無理矢理レティーシャの方を向かせて。
互いの吐息が当たるほどの距離で、じっと瞳を覗き込む。
視線がそらされなければ唇を合わせて、触手ではなくレティーシャ自身の熱い舌で彼の舌をなぞって口腔を舐め回す。
くちゃりと響く粘膜の音が、自身の触手が膣をかき回す音にかぶさって。
吸い付いた舌から啜った唾液を、こくりと飲み干せば喉が動く。
視線をそらされれば、あるいは唾液を交換した後には、一本の触手がテッドの口腔内に忍び込もうとする。]
(137) 2016/12/08(Thu) 01時半頃