そっか!じゃあ一緒にいこ。
そういえば、俺昨日もロクに食べてないからおなかぺこぺこだよ……。
これ以上背が縮んだらまた智明にバカにされるし、いっぱい食っておかないと。
[むうとむくれながら、由良に返事をした。>>132
そのままベッドから降り、大きく伸びを一度すると保健室を出ようと扉を開けた。
しかし足を一歩廊下に踏み出すと途端に背筋をゾッとするような冷たさが…を襲ってきた。
そうだ、自分はまだあの、気味の悪い校舎内にいるのだ。
思わず歩みを止める。先ほどのチャイムはなんだ。また何か嫌な事が起こっているのではないだろうか。嫌な想像ばかりが脳内で暴れる。
しかし、こんな時だからこそ、自分のような人間はいつも通りでなければならない。…はよしっと気合を入れると、まるで何も不安はないというように、由良へと振り返りにぃっと笑う。
せめて自分が元気という事で、由良の気が晴れるように。…は自分のできる精一杯の笑顔を見せた]
早くいこーぜ!置いてくぞー!
[そう言って、彼は再び冷たい校舎へと足を踏み出した**]
(136) 2014/04/11(Fri) 00時半頃