人狼議事

251 洋墨と躍れ、心の随に


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


(『それとは別に』
 逃げても構わない、とも告げていたが、
 わざわざそれを再び言葉にすることも、なかった。)


[苛立たしげにも足を置き直す。
けれど、彼はヒロイックに酔うつもりもなかった。
”共に”(滅ぶことも、逃げることも、退けることも──)
とも自ら口にすることもなかった。

(まだ腕を掴まれ、
それを試みられたわけでもないのに、)

”逃される者”として悟ったことへの
拒絶の証であるかのように、
夕焼けの空が時の移ろいを見せるように
深く、そして、昏く─────沈み始めていた。]
 

(136) 2018/10/13(Sat) 02時半頃

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