― 談話室 ―
[ man-juの知恵を求めて三千里。もとい、三千秒……かどうかは個人の判断に任せるが、ゆったりとした宙の航海は目的地に辿り着いたことで終わりを告げる。]
いた。
[ 残念ながら優秀な学習機能は搭載されていない為、ノック代わりとでも言うように扉の上部にフェイスカバーを擦る。
アーサーが伸び上がっていない限り、危険はないはずだ。]
あ 、 さん。 よ ーん。
[ 室内にはふたつの影>>121>>132を捉えることができた。
思わず数を発してしまい、慌てて、ゆっくり、言い直す。]
へりん と、 ……とるど 、い ん。
[ 耳にした名>>0:214をそのままなぞったつもりだったが、慣れない発音にやや失敗したかもしれない。
申し訳なさそうに頭を下げようとして、ぐらぐらうごうごと宙で身を沈める努力をしている。
当然、肩の上も波が荒れた。]
(136) 2020/08/26(Wed) 22時半頃