おいおい、うそだろ…。[自分の声が、ひどく遠くに聞こえる。] おまえらが、一番生きて帰んなきゃなんねぇだろ。 なにやってんだよ、おい…[瓦礫の量、広がり澱む血溜まりの量、もはや手遅れだと理性は告げる。それでもふらふらと近寄って、瓦礫に手を掛けた。ひとつひとつ、持ち上げては脇にどける。周囲のことなど、もう見えていない。]
(135) 2014/11/16(Sun) 22時半頃