人狼議事

128 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ


【人】 執事 ハワード

[薬缶の鳴声に引かれて、火を落とせば、
食器棚より口広のカップを取り出し、湯で冷気を削ぐ作業。
陶器のポットも温めれば、角が取れ香りと味が広がりを見せる。

手馴れた所作だ。
人を殺す以外に、彼女と出会う前に覚えていた手習いはこれくらい。いや、人間らしい慣習はこれくらいだと言ったほうが正しい。
まろやかな渋味と舞い散る香、それに延々と降り続く雨が下げる気温を拭う温かみ。
彼女に足りない休息を促すように、一つ一つを緩慢な動作として見せて。]

 私は御座います。
 愚かしいと笑われるかもしれませんが、
 魂が尽きるあの時に、私は確かに死神へと希いました。

 ―――…未だ、と。

[選んだ茶葉は香り高い紅茶。香りと質感より量を調節し、
注ぐ湯で一気に葉を開かせ、馥郁たる馨が空間に溢れた。]

(135) 2014/07/14(Mon) 01時頃

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