[もうずっとこのままかと思った、そんなクラリッサの言葉に苦笑する]
いくらなんでも、そんな危険な薬は作らないわ。
[ともあれ、安全性(?)が伝わると、クラリッサは安心したらしい。落ち着きを取り戻し、あまり怒っている様子もないことに胸をなでおろした]
あっ、先を越されたわ!
[端末で撮影されると、声を上げて、ポケットからカメラを取り出す。端末でだって撮影できるのに、わざわざカメラを持ってきたのには、もちろんわけがあって]
うん、おそろいみたいよね。
だからくらりん、一緒に撮らない?
[別れの日はすぐそこ。記念になるものが欲しかった。
二人一緒の獣耳写真は、滅多にない記念の品になるはずだ]
う……それは、その……。
せっかく作った薬、拭いちゃうのがちょっと、もったいなくなっちゃっていうか……。
[お小言になると、耳を下げて反省を表明した。しっぽも心なしか細くなったかもしれない]
(134) takicchi 2015/03/14(Sat) 13時頃