[何があったの>>106。そう問いかけられていたとして。それが髪を切る前であれば、傷をつける前であれば私は泣きながら、弱音を吐いたかもしれません。でも、今はもう、それすらも出来ないんです。過去の自分を全て棄て去って、俯きがちでそういう生き方を選んだのは、私自身。弱音なんて、誰に吐けましょうか。──── ああ。いいえ。"全て"は、棄てられませんでした。私の手元に残った、たった一つの女らしさ。青い髪飾りは、未だ。勉強机の上に、未練がましく飾られた、まま*]
(132) 2017/03/08(Wed) 22時半頃