ほいっ、おっけーなのです!
[相手の射程に入る前に、高速詠唱であらん限りの支援魔法の重ね掛けは既に終わっている。
最後にミームは勇者様に顔を向けると、へにゃりと笑った]
勇者様、ミームはこの戦闘が終わったら、勇者様とまったりいちゃいちゃしたいのです!
[そんなセリフは日常茶飯事で、今更フラグにもなりゃしない。
仲間の反応も、ああまたいつものか、爆発しろ、と言いたげな生暖かい視線。
そんな反応もいつものことなので、ミームは全然気にしない。
戦闘が始まる。乱戦模様になる戦場を、踊るようにミームは駆ける。杖の先に、白い光を閃かせて。誰も死なせないために、ミームはミームの戦いをする。
どこか間の抜けた勇者様ご一行。だけど案外こんなのが、本当に世界を救うのかもしれない。
だって、よく言うじゃないか]
愛は世界を救うのです!!**
(131) takicchi 2015/05/05(Tue) 20時半頃