ホーさん…俺は、沖田さんが行った方…さっき、音がした方にいくつもりだ。
[ホレーショにも見えるように、先程、微かな音がした方を指差す。この話は上原にも聞こえていただろう。
…でも、それでも構わないと、話を続ける。]
宮藤君を殺したから、小春さんも道連れになって。
なにもなければゲームは終わるんだけど。
殺したのになにもない…終わってないんだよ。
[自分はそこにいくつもりで、悪魔に…できれば、小春に会いたい。それが、最低限自分に残された使命だ。
そして、できればゲームの犠牲者を出さないような願いを持つ者に勝たせる。それをするために…まずは、小春と沖田が戦っていると思われる場所に行かなくてはならない。]
…ついてきてくれるか?
勿論、嫌なら俺一人ででも…
[遠慮がちに言った言葉に、ホレーショはなんと答えるだろう。
最初は護衛されたり、盾になるなんてと、彼の申し出を断りたい想いばかりだったのに。まさか自分から頼むことになるなんて。
虫の良い話だ。
でも、彼が協力してくれるなら、きっと悪魔もなんとかなるだろうと。]
(130) 2014/12/20(Sat) 01時半頃