……ねぇ、ごーちゃん
彼等も参加者かな
[景山の視線の先に映る金属バットを持った青年をチラリと見て
だって、こんな町中で野球なんて出来るわけも無く。もしかしたら、もしかして。とほんのり考えてはみたものの
彼が気にしない様子だから、声は掛けない事にした。勿論ドラッグオージョウでも何かをバレバレな盗みしようとして怒られたのは言うまでもない]
ごーちゃんごーちゃん
落ち着いて。相手してたら、身がもたないよ
[ぐぐっ、と背伸びをしてよしよし。なんて撫でてあげようとするだろう
彼が見たノイズ全て駆逐していたら、今度こそ体力を切らしてしまう。これから爆弾魔の一味とやらと戦いに行くというのに彼がそこで疲弊してしまっては、元も子もない
もっと背が高ければ、その頭を優しく包み込んであげたいのだけれども。身長153cmの卯月にそんな芸当が出来るわけもなく]
(130) 2016/06/09(Thu) 23時頃