―電気室―
[ドクトルやロビンの真実を知らないままだから、彼らに対して特に疑惑を持っていない。
>>@19こちらを気遣う言葉に何かを感じることはない]
――俺、は……。
医務室に世話になるような状況にはなっていない。
[それは敵意なく問いかけてきたソフィア>>108への返事だったか]
俺は何ともないんだ。
ただほんのちょっと、気が抜けただけだから……。
[事情を知らないものはそのことばを行方不明の医師を確認したためととるだろうか。
行方不明だったラルフのそばで、今朝のように無機質な印象の指示に対しては従う気がないことは向けられる視線からも明らかだっただろう。
>>@20ロビンの手をとろうとしなかったのは、それが必要ないと思っているからというだけではなく、ナユタをラルフのそばに置いたまま他所へ行くことを考えられなかったからでしかない
張り詰めた空気は、ナユタがソフィアとともに部屋を出て行くそのときまで続くのだった]
(130) 2010/09/19(Sun) 03時頃