[さあさお立会い、此処に参りますは魑魅魍魎よりも恐ろしい黒い雑音の群れでございます、>>@46
…とばかりの黒い大行進。
その先を、付かず離れずで行く、
それでも如何やら、襲われているらしい死神が一人。
狐を嗾けられこそしたものの、それ以上を知らない青年は、その様子に足を止めて、暫し様子を見遣った後で。
彼の方へと、行く向きを変えた。
助太刀まではせずとも隙くらいは作ろうかとしたのは、彼の“遊び”を知らないからこそであった。
その間にも、移り気の早い獣は此方へと。>>@47
それを抜き打ちの刃で薙ぐと、姿勢を伏せて一つを踏み、刃を返して次の一撃をそこに止める。]
…扨、長居する気はないのだが…、
[随分と数の多いのを、困ったように見ていたが、端から諦めてしまう気はなかったのだ。
要は、往なして撒けば良いのだからと。]*
(130) 2017/06/22(Thu) 13時頃