― 現在・二階廊下 ―[>>121声をかけられて怪訝に眉を吊り上げた。思い出すのは先刻一瞬広がった呪術の気配>>2:166あの頃の様子を思い出すに、おおよその数は通じない相手の筈だ。何か考えがあるのか。思いながらも口に出す事はしない。私の意見を聞くような相手ではないと知っている。自分に出来るのは] 承知いたしました[そう返す事ぐらい。更に続いた怪訝そうな問いには更に顔を伏せて] 何を仰られます 私の『知り合い』は全て貴方様の手に掛けられた筈ですが[伏せた顔に浮かぶのは、隠しようもない憎しみの色]
(129) 2014/07/16(Wed) 22時頃