―自宅アパート―
[ケイトが家まで来てくれた。だから、当たり前のことなのかもしれないが、ケイトが「お姉ちゃん」と呼んでくれて>>122、涙が出そうになるくらい安心した。
無視されなかった。お姉ちゃんと呼んでくれた。
ケイトの背中を押すようにして、家に入る]
あったかいもの入れるから。
座ってなさい。
[こたつの電源を入れるとそう言って、キッチンに立った。そういえばこんなことが夕方にもあった気がする]
崇之、ちょっと来て。
[薬缶をコンロにかけながら、ミナカタを呼びつけた。いつぞや贈られたハーブを取り出す]
これ、どうやって使うの?
[メモもあったが、贈り主に聞いた方が早いかと。
ハーブも使って紅茶を入れようとするあたり、明らかに夕方よりも手が込んでいた。繰り返すが、女は妹馬鹿である。
ちなみにカップル臭がだだ漏れていることには気づいていない]
(128) takicchi 2013/12/16(Mon) 21時半頃