── 利都と話す(>>100>>101>>102) ──
[治らないならこれはただ傷を付けただけになってしまう。
それが何というわけではない。
特定の相手をカッターで傷付ける事は何度かしてきたし、それは確かに僕の欲望という名の理由があったけど、
これは無い。
あぁ無駄な事をしてしまったなぁ、と。]
ヒヒッ!!!ソダヨネェエ!イイヨネェエ!!
[彼が"別に"と気にした様子じゃないのを良い事に開き直ッて無邪気に笑った。
傷付いても生き返るのは1回までなんだとしたらまるでゲームみたいだ。
傷が何度も治る超人では無かったのが少し悲しかったけどその現象はやっぱり理解できるものでは無かった。
彼の問いは癪に触った訳では無かった。
ただ溢れてくる思いが沢山あってそれを口にしただけ。
それを人は癪に触る、というのかもしれないけれど、僕にはその自覚は無かっただろう。]
(128) 2016/03/02(Wed) 00時半頃