[>>110何度もえづき、涙に濡れながらも、白濁は彼の胃の腑へ飲み込まれた。 とろりと飲みきれなかった精を零してなお、肉竿は口腔に収められている。 目の前の淫魔と思っていた男は、どう見てもラルフだ。 確かに、あの時堕ちたラルフをこの目で見た。抱いた。 けれど瞬間間違いなく「影流」と呼ばれたのだ。]――ひ、[きんいろ、と己を呼称するラルフに、恐怖が勝っていく。 どうして。名を知る理由を問われたことから、記憶に手が入っているのかもしれない。 彼の堕落の後押しをしたのが自分だとは考えたくなくて、僅かに後ずさる。]
(127) mmsk 2016/06/20(Mon) 12時頃